虎さんと猫さん3

虎さん


猫「もしもの話、していいっすか」
虎「なんや? 言うてみ?」
猫「もし、干支の席が一個空いたら、一個増えるとしたら、誰が新しい干支になると思います?」
虎「う~ん」
猫「……」
虎「やっぱ、猫君……」
猫「マジっすか!」
虎「じゃなくて、象さんじゃないかな」
猫「はい? 象?」
虎「うん」
猫「なんで」
虎「なんでって、知名度も問題無いし、他とかぶらへんやん」
猫「えー、それだけでー? 僕は微妙やと思うなー」
虎「それに……」
猫「それに?」
虎「彼は何か持ってるよ」
猫「はい? 何かって、なに?」
虎「う~ん、どう言うたらええかな……彼なら何かやってくれる、そういうものを持ってる気がするんや」
猫「いやいや、ないない! ないですって!」
虎「いやいや、持ってるよ」
猫「持ってないですって!」
虎「持ってるよ!」
猫「持ってない!」
虎「持ってるよ!」
猫「持ってない!」
虎「持ってるないよ!」
猫「持ってるよ!」
虎「……」
猫「……」
虎「ほら、持ってるって」
猫「いやいや、今のおかしい。ノーカンノーカン」

オチがわかっていても、虎との漫才に付き合ってしまう優しい猫であった。
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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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