ナマケモノさん

ナマケモノ2


俺はナマケモノ。
会社員だ。
ナマケモノ「あーめっちゃだるいわー。仕事なんてする気おきへん」

背をのばしてあくびをする。いい心地だし、机で寝てしまおうか。

ガチャ その時、突然部屋のドアが開いた。

課長「おい、ナマケモノ、お前サボってないか?」

俺はキーボードを叩きながら答えた。
ナマケモノ「ただいま日程を見直してるところです。あー、やっぱ工数きついな……。この試験、前倒し出来へんかなー」
課長「……そうか、まあ、仕事してるんやったらそれでええ。サボるなよ」

バタン

ナマケモノ「……」

ナマケモノ「なんやあいつ? めっちゃだるいわー。いちいち見にくんなや」

再び背を伸ばす。
ナマケモノ「あー、今日は何して遊ぼっかなー」

ガチャ

課長「今、お前なんか変なこと言わんかったか?」

俺はキーボードを叩きながら答えた。
ナマケモノ「あー、くそ、やっぱこの試験間に合わへんなー。派遣の人を増員したいけど、これ以上人雇うと予算がなー……」
課長「……」

バタン

ナマケモノ「ほんまにだるいな、あいつ。……携帯でゲームでもしよ」

俺は携帯を取り出した。

ガチャ

俺は手に持っていた携帯を耳に当てた。
ナマケモノ「ええ、はい、ええ……あ、それでお願いします。先方にはこちらから言っておきますんで……」
課長「……」

バタン

ナマケモノ「ほんまに何なん」
携帯カチカチ

ガチャ

ナマケモノ「はい、はい、あ、日程のほうはこっちで調整しておきますんで! ええ! それでよろしくお願いします」

バタン

ナマケモノ「だるいわー」
携帯カチカチ

ガチャ

ナマケモノ「あ、予算のほうはこちらで確保しておきますんで! 後で変更した部分をこちらから連絡させていただく形で……ええ! はい!」

バタン
と見せかけてガチャ

ナマケモノ「仕事なんてやってられへんわ、ほんま」

課長「……」

ナマケモノ「あ」
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