虎さんと猫さん2

虎さん

虎「虎や! 虎になるんや!」
猫「ちょ!? なんすか、いきなり!?」
虎「いやー最近『タイガーマスク』っちゅう漫画を読んでね」
猫「ああ、それで影響されちゃったんですね」
虎「そうや! それで、ワイ思ったんやけどね」
猫「何を思ったんです?」
虎「猫君に足りんのはタイガーマスクの精神やと思うよ。干支に入れんのもそれが原因やと思う」
猫「まったく意味わかりません」
虎「要は虎のような強い精神を持てっちゅうこっちゃ」
猫「ああ、なるほど」
虎「ほんまに分かっとんのか!? 虎のような、ワイのような精神を持たなあかんねんで!?」
猫「はいはい、分かってます(今日の虎さん本気でうざいな……)」
虎「いま、うざいなって思ったやろ?」
猫「いやいや、思ってませんて(なんでこういう時だけ勘がええねん!?)」
虎「おしおきじゃあ!」

虎は猫の背後に回り、拘束した。

猫「え、ちょ、何するつもり」
虎「いくでえ! これが本当のタイガースープレックスじゃあ!」(*タイガーマスクの必殺技)
猫「あ、ちょ、ほんまに危な」

猫の体が浮き上がる。その視界が天井を写したところで――

虎は派手に足を滑らせた。

ゴッ ガッ

虎「あ……いったぁ~~~っ、腰、腰打った……」
猫は頭を抱えて悶絶している。

しばらくして、落ち着きを取り戻した虎は口を開いた。

虎「やるやないか……ワイの必殺技を破るとは……お前が干支に入れる日も近いで」
アホらしすぎて怒る気も起きない猫であった。
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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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