マンモスさん

マンモスさん

マンモスA「いやーめっちゃ寒いッスね~~」
マンモスB「……」
マンモスA「マジ氷河期ハンパねえッスわ」
マンモスB「……」
マンモスA「やっぱ俺らもみんなと同じように南に逃げるべきちゃいますか?」
マンモスB「え? お前、寒いの?」
マンモスA「え?」
マンモスB「いや、だから寒いの?」
マンモスA「めっちゃ寒いですよ!」
マンモスB「俺まだ余裕あるで」
マンモスA「はい?」
マンモスB「ぶっちゃけ、俺の実家のほうが寒かったね」
マンモスA「これより寒いところとか、どこにあるんスか!?」
マンモスB「お前は軟弱やな~」
マンモスA「いやいや、何言ってるんスか。そう言うBさん、震えてるじゃないですか!」
マンモスB「これは武者震いやし」
マンモスA「どこに戦いに行くんスか! ていうより、そろそろマジでシャレにならなくなってきましたよ。早く南に逃げましょうよ。Bさんの耳なんか凍ってるじゃないですか!」
マンモスB「いや、これは凍ってるんじゃなくて、凍らせてるから」
マンモスA「凍らせる必要がどこにあるんスか!?」
マンモスB「これはファッション」
マンモスA「ファッション!?」
マンモスB「これ、今の流行やから」
マンモスA「聞いたこと無い、そんなん!」
マンモスB「皆言うやろ? ファッションは我慢やって」
マンモスA「体張りすぎでしょ! 死にますよ!」
マンモスB「これくらい何とも無いで~。まったくお前は軟弱やな~」
マンモスA「はあ、まあ、Bさんがそれでええなら、別にいいんですけど」
マンモスB「あー、まだ暑いくらいやでー」
マンモスA「はあ、そうっスか」

そして、気の遠くなるほどの年月が経過した後、
マンモスBは氷漬けの状態で発見され、人類の考古学に多大な功績をもたらすのであった。
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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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稲田 新太郎

Author:稲田 新太郎
音楽好きな物書き。ゲームも好き

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