ユニコーンさん

ユニコーン

司会「さあー今日も始まりました。動物たちとの愉快な一時間をお送りする番組、『アニマルパーティ』!」

司会「今日は生放送! それを記念して! 今日のゲストはなんと! あの伝説の生物、ユニコーンです!」

司会「さあ、早速登場してもらいましょう!」

カーテンが上がる。

その奥から、小気味良い蹄の音を立てて、ユニコーンが姿を現した。

ユニコーン「いやー、この番組から声が掛かるのを待ってたよー」
司会「え、そうなんですか? そう言われると嬉しいですね」
ユニコーン「いやね、ドラゴンさんがこの番組に出たって聞いてたから、僕も出たいなーって」
司会「へー、じゃあ今日こうして実際出てみて、どうですか?」
ユニコーン「いやー、実はちょっと緊張してるんだよー」
司会「えー全然そうな風には見えませんよー。いつもどおりにキリっとしてて、ほんま格好いいですよー」
ユニコーン「ありがとう。一応清純派として売ってるわけやし、みだしなみはキチッとしとかないとね。ていうか僕、仕事するにしても処女としか組めないしね」
司会「そういえばそんな設定ありましたね。なんかwikiには普段は乱暴で、処女に抱かれてようやく大人しくなるとか書いてますけど、これマジなんですか?」
ユニコーン「いやーお恥ずかしいね。昔はやんちゃだったけど、今はもう、年並みに落ちついたかな」
司会「処女じゃないと駄目っていう設定はまだ生きてるんですか」
ユニコーン「ええ」
司会「でも、処女って言っても見ただけでは分からなくないですか?」
ユニコーン「分かるよ」
司会「まじすか!」
ユニコーン「こうね、角にね、ビビッとくるんだよ。ビビッと」
司会「アンテナになってるんですか!?」
ユニコーン「そうそう、なんか受信するんだよ、ビビッっと」
司会「すごいですね」
ユニコーン「しかもね、本人に直接会わなくても、テレビで見るだけで分かるんだよ!」
司会「え! それ、滅茶苦茶すごくないですか!?」
ユニコーン「だからね、色々知ってるんだよー」
司会「……色々って?」
ユニコーン「清純派で売ってるあの子が滅茶苦茶やらかしてるとかさ」
司会「あー、それはヤバいですねー」
ユニコーン「ほんと、処女膜から声が出てないよ。マジで」
司会「ユニコーンさんが言うとヤバい説得力ですね」
ユニコーン「例えば、○○○さんとか、××さんとか」
司会「ちょ、ちょ、ちょ、これ生ですから! 冗談でも笑えないですよ!」
ユニコーン「他にも△さんとか、@@@@さんとか……」
司会「いや、もういいですから! ほんとに!」
ユニコーン「そういう君も最近***さんとしっぽりな関係になってるでしょ?」
司会「ちょっと、カメラ止めて!」

これ以降、ユニコーンがテレビ番組に姿を見せたことは無い。 
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テーマ : オリジナル小説
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稲田 新太郎

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